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更新履歴、拍手の返信、時に明星について鬱陶しいほど語ってみる
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 大層ご無沙汰にしていて本当に申し訳ないです。
 そしてこの『萌えがなければ~』シリーズも、昨年二月以来の新作で何だか本当に申し訳ないです。
 何と申しますか。

 あっちこっちに浮気しまくってました☆

 まあ要するに魔の領域ツイッターさんに色々お世話になってまして。お世話になりすぎてちょっとくたびれたので、久しぶりにこっちで語ります。
 多分また頻繁にこっちに記事を投下する事になるかと思います。随分語っていない簾屋式水滸のキャラ設定も投下したいなぁ。


 というわけで、久しぶりに(簾屋的)萌え語りをするよ!
 でも今回はコアなネタだから他人様の萌えにはならないよ! どんな話題でもドンと来い! という人だけ下記リンクテキストから続きを読めばいいと思うよ!


 と、その前に。
 すっかり更新が過疎ったこのサイトに拍手をくださり、ありがとうございました!
 新作のプロットがやっとこ仕上がったので、そろそろ別館再始動に動き出します! 新作投下まで、皆、もうちょっと待っててね☆



 ――それは、昨日の事でした。
 新作として予定している戴←翠中編『アメイジング・グレイス(仮)』、そのプロットが本日組み上がったのですが、昨日組んでいる時に、ふと疑問がよぎりました。
『アメイジング・グレイス』は明星本編終了直後から『ファントムペイン』第六話を少しかすって、あの嘘予告の宋江さん流刑にまつわるエピソードに絡んで進行するストーリーラインとなっているのですが。
『ファントムペイン』第六話にかするため、晁蓋さんたち北斗七星一党が梁山泊入りする時の話をがっつりやらないといけないんですね。
 で、その辺りの場面を考えていた時の事。

 簾屋「……あれ? 洋一、晁蓋さんをどうするつもりだったの?」

 そんな疑問がよぎって止まるプロットを考える思考力。
 考え始めたらもう止まらない。考えれば考えるほど分からない。どうするつもりだったの、どうするつもりだったの洋一!?
 何故「どうするつもりだったの」という疑問を抱いたか。
 考えていたシーンは、北斗七星の梁山泊入り。原典的には、ここから北斗七星の梁山泊乗っ取りパートが始まる。つまり王倫排除と晁蓋の頭領就任である。
 が。
 明星では、晁蓋さんら北斗七星が梁山泊入りするのは、戴宗さんたちが王倫をぶちのめしたあとになる。そうなると、晁蓋さんの頭領就任、すなわち晁蓋政権発足が難しくなってしまうのだ。
 原典、北水において王倫を斬るのは、晁蓋側についた林冲。林冲に推挙される事によって、何の不自然もなく、かつ分かりやすく、晁蓋政権が発足する。この伏線として王倫による林冲の冷遇と北斗七星の智取生辰綱、梁山泊に逃げ込んだ北斗七星を追い出そうとする王倫の器の小ささの露呈がある。すなわち、これらの伏線によって王倫のショボさと北斗七星の好漢っぷりが読者にも梁山泊の手下たちにも印象づけられ、王倫政権の崩壊と晁蓋政権の発足が読者にも梁山泊の手下たちにも待たれる事となる。
 ――が。
 明星では、智取生辰綱は王倫死後に発生してしまう。
 原典や北水で見られた、「追っ手から逃れて梁山泊へ→王倫による冷遇→器の小さい王倫が皆から愛想尽かされる→クーデター」という流れが、明星では使えなくなってしまっているのだ。
 しかし、真打登場とも言える宋江政権の発足が当分先(明星でも宋江さんの江州流刑はあるし)になりそうな以上、晁蓋政権が発足してもらわないと困る。何故なら晁蓋政権が発足せず、宋江政権が当分発足しそうにないなら、梁山泊の頭領は空位になってしまうからだ。梁山泊の頭領が空位では、王倫の死と替天行道の介入で揺れまくる梁山泊を沈める事はまあ無理ではなかろうか。
 さてここまでの話の流れで、「他の替天メンバーがとりあえず頭領になってもいいじゃん」と思われる方もおられよう。だが、よく考えていただきたい。明星に登場した替天メンバーで、誰がトップに立てるよ。誰がトップに立てば替天メンバーはおろか梁山泊の手下たち、果てには杜遷、宋万、朱貴っちゃんに納得してもらえるよ。
 つまり、最低でも宋江が梁山泊入りするまでは、晁蓋政権が発足していないと困る――のだが。
 この発足の仕方、

 これがもう、詰みゲーレベルの難問である。 

 何故かと言うと、この政権交替劇、原典なら二勢力(梁山泊・王林政権―北斗七星・晁蓋政権)間の問題として簡単かつスムーズに済む話なのだが、明星だと三勢力が絡むのだ。すなわち、梁山泊(王林政権)―北斗七星(晁蓋政権)―替天行道(宋江政権)。
 原典なら、梁山泊→北斗七星と、実にスムーズな政権交替が実現する。北水は、そもそも北斗七星と、明星で替天に当たる勢力が一体だから、やはり何の問題もなく事が運ぶ。
 で、明星。話をややこしくしているのは、先に梁山泊入りするのが北斗七星ではなく替天行道、という点に他ならない。王倫政権崩壊後の無政府地帯に、次の次の政権の担い手であるはずの替天行道、つまり宋江子飼いの勢力が先に入ってしまっているのだ。

 これでは先に宋江政権が発足するのが自然な流れになってしまうではないか。

 ちょっと待って洋一。貴方、晁蓋政権を無視する気でいたの? 水滸伝のストーリーを徹底的に解体する気でいたみたいだけど、晁蓋さんを頭領にするつもりではなかったの? 打ち切りだからその辺ブン投げた、とか言わせないぞ。
 まさか、宋江と晁蓋の役割を逆転させるとか、そんなとんでもネタを考えてたりしてないわよね? 先に宋江政権を発足させ、のちに史文恭が宋江を暗殺、天魁星が晁蓋に移って、晁蓋政権がやっと発足、とか――んなわけないか。さすがの私もこれはやらないし(簾屋式水滸は、晁蓋政権が続投しますよ)。

『アメイジング・グレイス』は、前述の通り、本編終了直後から始まる物語。北斗七星の梁山泊のシーンがある以上、晁蓋政権の発足の話はやらないといけないのです。で――改めて考えたら、晁蓋さんの扱いにガチで困った、というわけですよ。
 正直、晁蓋政権の発足には、宋江さんからの政権委託しかルートが思い浮かばないのですよ。と言うか『ファントムペイン』とその裏SSの『慈雨、来たる』がちょうどそんなでしたね。ビックリ。いや、一応晁蓋さんが頑張って乗っ取ってるんですけどね。あれ、その乗っ取る話を私はやらないといけないのか? えーと、あれは……うん、続きはアンソロで!


 というわけで、萌え語りじゃなくなるんだけど、最後に。

 問・王倫政権崩壊後、替天行道による宋江政権発足が成立しない場合、いかにすれば北斗七星による晁蓋政権の発足が、梁山泊にも替天行道にも支持されるか、その筋道を組み立てなさい。

 いい筋道を思い浮かんだ方、ご一報をお待ちしておりますー。
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