更新履歴、拍手の返信、時に明星について鬱陶しいほど語ってみる
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先日気合いで書き上げ、Upした『ファントムペイン』。後書きには書かなかった四方山話をもそもそ語っていくのが今回の趣旨です。
と言っても大した話があるわけでもないのですが……まあいいや。思いつくままにれっつ・ごう。
と言っても大した話があるわけでもないのですが……まあいいや。思いつくままにれっつ・ごう。
とりあえず、この話から行こう。
・メインタイトル、及び各話タイトルについて
まず各話タイトル。
第四話『慟哭の炎』と第五話『天罪の声』が使いたかっただけでした!
それに合わせて他のタイトルを決めました。第六話のタイトルがちょっと微妙な感じなのはここだけの話だ。
そしてメインタイトル。
これについては解説する必要があるのかなー……作中で散々それっぽい事だしたしねぇ。もしそれで解説しろ、という声があるなら、それは私の文章力がまだ未熟、って事よね。
でもまあ、一つだけ。
本当は『幻肢痛』の英訳を使いたかったんですが、そうすると『ファントムリブペイン』という語呂の悪いタイトルになってしまうので、おとなしく『ファントムペイン』にしました。
・キャラについて
戴宗さんと小五。もうこの二人について語る事は何もない。語りたい事は全て本文と後書きに書いた。それ以上書きたい事が出来たら、またこの二人の話を書く。それが二次創作書きというもの。
安道全医師と薛永さん。薛永さんはねー、何か上手く書けなかったのよねー。もっと上手く書けるようになりたいのよねー。
小二兄ィと小七ちゃん。『マージナル~』より空気になってしまった。仕方ない、だって今回は戴宗さんと小五の話だもん。でも小七ちゃんが「ちい兄!」しか言っていないような気がして仕方ない。ちゃんと確認してないけどそんな気がする。
呉用先生。まさかの突っ込み。ありがとう呉用先生、貴方がいなかったら第二話のあのゴチャゴチャしたシーンはさばききれなかった!
実は重要キャラの阮家両親。阮母は『マージナル~』のコンセプト通り、好漢の母らしい人にしました。実はプロット以前の段階では阮母が戴宗さんに「お前がうちの人を奪ったんだ」と素で詰るシーンがあったんですが、さすがにそれは阮三兄弟の母ではなかろうと水滸スキー脳からクレームが上がって没にしました。阮父は……この造形は、ちょっと北方水滸が混ざってるかしら? 「阮家の男」ってすっごい素敵な言葉だと思う。実際原典の三兄弟も素敵なのよー。そういう事を言えるお父さんだったらいいなぁ、と思う。洪信パパとはいいお友達だったらしいよ。
洪信パパ。戴宗さんの伏魔之剣に続いて、小五の針。作った物がどんどん宿星用の武器になっていきますね、洪信パパ。洪信パパがあの村の出身なのかどうかは原作では言及されていないんですが、あの村の出身という感じで書いてました。「阮さんとこの真ん中の息子さんとうちの戴宗は同じ歳だから、仲良くしてくれるといいなー」という風に思っていたら私が萌える。
そして晁蓋さんと白勝さんと、名前はほとんどどこにも出ていないけど裏で策動していたあの人。その話は番外編で!
師匠。最後の方はすっかり空気になってましたごめんなさい。
・ストーリーについて
プロット以前の原案の段階では、安道全医師が戴宗さんのカウンセリングをする話でした。
が、考えるにつけ、戴宗さんを語るのに安道全医師でいいのか、という疑問が湧き起こりまして……。
その辺りで三巻が発売になり、あの加筆。
ああ、小五だ。
小五しかいない。
小五に、戴宗さんと絡んでもらおう。
――というわけで、ああいう話になりました。
この『ファントムペイン』の基本ストーリーラインが早い段階で決まっていたので、いくつかの話は『ファントム~』を前提に書いてあります。その最たるがWebアンソロに提出した『マージナル・ジャックポット』。
あれは『ファントム~』にリンクする話として書きました(アンソロ提出作品なのに)。また、『マージナル~』での小五の決意があったから、『ファントム~』で彼は戴宗さんの起こした炎に突っ込んでいけた、という心理的な過程があります。
『ハッピーデイズ』の第二話も、『ファントム~』とリンクしています。『ファントム~』の後日談が『ハッピー~』第二話ですね。
それらの話を総合して、小五から戴宗への「お前を一人にさせない」とか「ずっと一緒にいてやるよ」とかって、ちょっとしたラブコールよね、と思ったり。実はこっそり『I LOVE YOU』バトンの回答でもあったりして。そっちはもっとちゃんとやろう。
・小五の星の力について
捏造しましたごめんなさい。
洋一が実際どんな力を想定していたか、なんて最早知る由はありません。ですがこれを出さないと話が終わらないので出しました。
後書きでは「水を操る」と書きましたが、より正確に、かつラノベ風に書くなら、「釣り針を媒体にした水分操作」。正しい使い方は、竿につけた釣り針に星の力を移して、水を釣る、です。最終的には黄河を丸ごと釣ったりとか空に浮かぶ雲を釣ったりとか、そういう事も出来る……かも。ラノベ書きですのでこういうの考えるの楽しいです。
天罪星で水属性なのは、「まあ小五は漁師だからこれでいいんじゃない?」なんていう極めて安直な決め方だったんですが、その後某C様よりいただいた感想に書かれていた素敵なお言葉より、「禊としての水」でいいのではないか、と思うようになりました。「罪」を洗い流す「水」ですね。
ええ、実に中華らしくない発想です! 禊はジャパンの神道だよ!
ところでこの力、全く以って戦闘に使えない能力です。完全補助系です。でも、多分小二兄ィはサーフボードに乗って戦う能力だろうから、そのサポート役としては結構有能だと思います。あと水軍の移動のために水路を丸ごと釣って目的地まで飛ばす、とか。いや、水軍、阮三兄弟しか出てきてないし、そもそも騎馬や騎兵がサックリ削除されていそうな明星で水軍の船移動にどれだけの価値があるのか! あんまりないね多分! どうしよう小五、戴宗さんの抑制くらいしか出番がなくなるよ! いや、案外それでもいいかもしれないけどさ!
・テーマ曲について
『マージナル・ジャックポット』にテーマ曲があったように、『ファントムペイン』にもあります。
それがこれ。
つべより、ゼノサーガEP1の挿入歌『Pain』。ED曲の『Kokoro』より好きなんだよなぁ。
プロットを考える前から、この曲が『ファントムペイン』のテーマ曲でした。
第五話を書いている時、ずっと頭の中でこれが回ってました。
でもよくよく歌詞を吟味していると、実は余り合っていない……? い、いや、そんな事は! そんな事はー!
そんなこんなで、以上『ファントムペイン』の裏話でした。疑問質問は拍手からどうぞ。
では、ここまでお付き合いくださりありがとうございました!
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