『エグザムライ』第二話感想

　一応読んできました、ジャンプＳＱのエグザムライ第二話。
　ところでそれとは全く関係ない話ですが、某Ｒ様がエグザムライを読もうとパラ見していた時に矢吹某のトラブルの続編（だか何だか）のエロシーンをうっかり見てしまいダメージを受けた、とブログでおっしゃっていたので、今日、ついでに読んでみました。

　集英社はいつから少年誌にエロ漫画を載せるようになったんだ。

　ＷＪで連載していた頃は、まだ際どくもギリギリのラインを保っていたから洒落で済んでたんですよ。でも今回のはさぁ、どうなの？　いいのＳＱ編集部？　乳首つまむとか明らかにフェラチオっぽい構図とかセックスを想起させる絡み方とか、いやホントどうなのこれ？（ここの文章を伏字なしで書いたお前の方がどうなんだ）
　エロが描きたきゃ成年誌に行けよ矢吹。そっちの方がもっともっと伸び伸びエロが描けるぞ。


　まああんなエロ漫画の事は脳内から削除して、エグザムライに行きましょう。
　気になるあなたは下記リンクテキストからどうぞ！

　まず先に言っておきます。今回のヒロイン・ソラちゃんが好きな方は、広い心でお読みください。


　新キャラが出てきましたね。
　いきなり三人も。
　水龍のマキダイ、木霊のマツ、鉄丸のウサ、でしたっけ？　だから一つの話に新キャラを大量投下すると読者の脳内は混乱するんだって。出せて二人まででしょ。
　ただマキダイさんを見ていると、ふと楽しい可能性が浮かびました。頭が可哀相な妄想なので反転仕様にしておきます。
（ここから）あのマキダイってさ……もしかして、洋一が明星で用意していた李俊さんが元なのかしら、と思ってしまった。「水」「龍」だし、どこかのシーンがすごく李俊さんのイメージにピッタリだったし。だから今後私はマキダイを見る時「これが李俊さん、これが李俊さん！」と念じながら見る事にします。でも実際問題として私の愛しの李俊さんがあんなトホホな性格だったら嫌だなぁ。いや、そんな李俊さんも好きだけど！（どっちだ）（ここまで）
　月刊だから一話の枚数が多い。だから明星の時みたいに一ページにコマがギュウギュウになっている事はない。だから、紙面はとっても見やすい。
　構図も、今回はまだ分かりやすかった……かな？　バトルの構図がちょっと微妙な感じだったけど。洋一、もっと頑張れその辺。
　ストーリーは、まあありがちと言うか何と言うか。可もなく不可もなく。ぶっちゃけ「ま、どうせ来月はその魔神機をヒロとマキダイが一緒になって倒して終わりだろ？」という展開が透けて見えてしまう点が、どうしたものか。ところで「魔神機」って、もっといいネーミングはなかったんですか洋一？
　そういえば、ザイル一族の戦士たちの各属性は、四大＋五行ですか？　火、水、木、鉄（金）、あと出てくるのは土とか風とか……あれ、メンバー七人だっけ？　あと一つ足りないなどうしよう。

　さて、ではソラちゃんの話に行こう。

　まあはっきり言えば、前半のソラちゃんのツッコミが実に鬱陶しかったんですよ。
　洋一のギャグって、基本的に漫才なんですよね。誰かがボケる→ツッコミ役がそれを拾う、って形なんですよね。
　で、これが重要なんですが……それ以外の形が、ない。
　ソラちゃんは、いちいち声に出して突っ込んでいます。それはつまりそのコマにいちいちフキダシが入るという事です。
　このフキダシが、本当に鬱陶しい。
　ギャグは確かに漫才のボケ・ツッコミが基本です。私もよくやります。
　ただ、そのやり取りを「鬱陶しい」と思われたら結構致命的だと思う。
　で、今ちょっと疑問に思ったんですが。
　洋一は、エグザムライをどうしたいのか？
　ギャグ系バトル漫画にしたいのか？　それともごく一般的なバトル漫画にしたいのか？
　前者の方向で行きたいなら、もっとギャグを洗練させないといけない。今のギャグは、確かに小ネタとしてはそこそこ面白いが、泥臭くて数で攻められるとうんざりする。
　後者の方向で行きたいなら、もっと小ネタの数を減らした方がいい。場合によっては全然なしでもいい。下手なギャグはストーリーの方向性をブレさせて読者を混乱させるだけだ（明星はこれでコケた面もあると思っている）。

　洋一、頼む、ストーリーの魅せ方を学んでくれ。
　もっとこう、読者の胸をグッと掴む熱いバトル漫画を見せてくれ。
　そしてとっとと弓の人を出してくれ。弓の人が早く見たい。