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更新履歴、拍手の返信、時に明星について鬱陶しいほど語ってみる
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『悲華水滸伝』――それは、数多の水滸スキーに物議を醸させる(色んな意味で)問題作。
 いや、面白かったですよ。面白かったですけど……ねぇ。
 まあ端的に申し上げれば、「何だと!?」の嵐でした。
 以下、そんな「何だと!?」集。下記リンクからどうぞ。ちなみにネタバレしまくりです。「これから読んでみよう」という方、お気を付けて。





 では始めるよ! 簾屋的「何だと!?」の嵐!

 ・晁蓋に妻子、だと!?
 ・白勝に彼女!?
 ・皆随分フレンドリーですね。君付けですか。「花君」とか「薛君」とか
 ・まさかの宋江×薛永!?
 ・張順の外見描写の耽美っぷりが半端ない
 ・戴宗さんが「楡の若木」とか形容されていて、もうどうしたモンだろう
 ・「掲陽鎮の三覇も財宝や妻子、家の子郎党ことごとくを三十艘に余る船団に積み込み」……OK、質問だ。三覇の内の妻子持ちは誰だ!? 穆兄弟は小童設定だから除外として、それ以外は全員妻子持ち……――李俊さんも!? 李俊さんにも女房子供がいるの!?  そういう設定にしちゃっていいの!?(簾屋は妻子持ちに萌える、という変なんだかノーマルカプ厨として正しいのかよく判らない性癖の持ち主です)
 ・小二がポエマーだ!
 ・欧鵬が……欧鵬が、飛んだ!
 ・楊林がやたらと前面に出るんだが、どうしてこいつがこんなにも作者に贔屓にされたのかが判らない
 ・祝家荘戦に突入する梁山泊側の出動動機が随分ソフトチェンジされている。そうか、こんな風に改変していいのか
 ・小衙内事件が削られた!
 ・扈三娘が王英にガチで惚れた。そうか、こんな風に改(以下略)
 ・王定六の改変がぱねぇ。
 ・董平結婚の経緯もソフトチェンジだ!
 ・それにしても百八星の絆が強すぎて、百八星外の晁蓋さんの事実上の阻害っぷりが何かなぁ
 ・童貫がいい人だ!
 ・公孫勝離脱、及び戦死者続出による宋江さんの変貌っぷりが、だんだん殴りたくなってくる
 ・そんな死に様でいいのか青面獣
 ・それにしても水軍の中で張兄弟はよく活躍する
 ・あれ!? 林冲が死んでない!
 ・あれ!? 張青と孫二娘が死んでない!
 ・明星、北方水滸に慣れていると、宋江さんがマジイラッとする
 ・何より後半に行くにつれて李俊さんの空気っぷりが泣きたくなるほどだ!


 他にも色々あった気もする。何か意外なあの人には実は嫁がいた、とか。そういうのが。

 全体としては、とても面白かったです。所々に漂う耽美な腐臭を無視すれば、北方水滸よりも実に正当な水滸伝です。北方水滸は北方水滸でとても面白いのですが、楊令伝のアレ(何が「アレ」かは聞かないでください)っぷりに疲れた簾屋にはちょっとした癒しでさえありました。ほんのりノーマルカプな描写もありましたしねぇ。
 もしかしたら、楊令伝より面白いかな? 簾屋は楊令伝よりお勧めします。と言うか北方水滸系列は水滸伝だけでいいです。楊令伝と、その内に始まるらしいその続編はもういいや。北方李俊さんの行く末だけが気になるから多分読んじゃうんだけど。

 ところで北方水滸、というか楊令伝でもこの悲華でも水軍の活躍がろくに描かれないのが悲しいんですが、何ですか、そんなに水軍は動かしにくいんですか? 李俊さんが好きな私としてはどうすればいいのか、教えて偉い人。
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