かたのにおりた

　先日Ｗｅｂアンソロ主催の由良様にブツを提出し、由良様より受領メールをいただいて何か色々肩の荷が下りた簾屋ですこんばんは。
　けれど簾屋の戦いはまだ終わらない……これから、戴宗誕用の小説を書かねばならないのだった……！
　さぁーて、こっちはもうテキストファイルに直接ダカダカ打って書かねば。先に手書きをやっている場合じゃなくなった。


　で、以下、簾屋のアンソロ中編を書き終えてからのとっても困った話。
　簾屋は困っていますが他の肩は誰も困らない、というお話。よろしければどうぞ。


　と、その前に。
　拍手、ありがとうございました！

　簾屋、今回の話を書くためにかなり多くの資料を当たりました。
　中国史の概論系の本から、宋代の経済に関する本、風俗関係、その他諸々（ネタバレになるので詳細が書けねぇ）。本館の捏造長編でもこんなに調べねぇよ、というくらい調べました。

　で、何に困ったかと言えば。

　それら参考資料のタイトルやらを控えておくの忘れた！

　……や、だからどうした、って話なんですけどね。
　更に言えば、ほとんど職場にある本だから、書架に行けばどれを読んだか大体思い出せますしね。


　おまけ。
『東京夢華録』（ちょうど徽宗皇帝の時代の開封府の繁栄ぶりを記したもの。明星でもオリジ水滸でも、開封府を書くなら必読）読みてぇ。
『宋史』（漢籍。宋代の正史）読みてぇ。列伝の楊業（楊志のご先祖）と呼延賛（呼延灼のご先祖）と岳飛（北方楊令伝で大暴れ中の中国史上最大のスーパーヒーロー）と韓世忠（北方楊令伝での描かれ方がマジで意味不明な岳飛の同僚にして中国史上稀に見る愛妻家武将）の段を読みてぇ。
　でも『宋史』って何か史料価値があんまり高くないらしい。『東都事略』の方が高いんだったかな？　でもってこの『東都事略』に史実の宋江の乱を平定した張叔夜さん（水滸伝では済州知府として登場）の記事があるとか……――読みてぇ！　海州かどっかの知府のくせして軍人並みの戦術を披露した張叔夜さんの活躍が読みてぇ！
　だけど『東都事略』はうちの図書館置いてねぇ！　どこに行けばあるのよさー！
　あとねあとね、何か噂では中国本土の水滸伝にまつわる巷説を集めた本があるらしいのよ。もちろん中国語。この本の中に、「梁山泊の皆が焼肉をする話」とかそういう面白おかしい話があるらしい。読みてぇ！　すげぇ読みてぇ！　そんなネタの宝庫みたいな本が欲しい！　でも簾屋、第二外国語はドイツ語でした！　中国語読めねぇ！　ついでに言えば漢文のかなり無理！　でも読みたいのよさー！

　……いかん、最終的にオリジ水滸の資料集めに関する話になっていたような。
　ちなみにもっともらしい嘘を書く時のコツは、ガッツリ調べた真実を要所要所に織り交ぜておく事だそうです。嘘を書くにも本当が要るのさ。