更新履歴、拍手の返信、時に明星について鬱陶しいほど語ってみる
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
さてさてお約束の小七誕SS『星を継ぐ者』の解説です。
解説、っつっても大した事は語りませんが、『星を継ぐ者』を読んであれやこれやが気になったあなたは是非どうぞ! 多分解説してます。
解説、っつっても大した事は語りませんが、『星を継ぐ者』を読んであれやこれやが気になったあなたは是非どうぞ! 多分解説してます。
何よりもまず解説しなきゃいけないのはこの話。
・キャラの出典
まずは小二嫁。彼女の出典は、言うまでもなく水滸原典です。原典には、「所帯を持っているのは長兄の阮小二のみ」と明記されてます。ですが原典で嫁のキャラ造形などほとんど描かれていないので、そこについては簾屋のオリジナルです。多分簾屋式水滸の小二嫁が混ざってます。
続いて長男・阮良。この子の出典は、このブログでも結構喚いているので分かった方もいるでしょう。『岳飛伝』もしくは『説岳全伝』です。『岳飛伝』には他にも関勝の子供っぽい関鈴ってのが登場してます。時代が近いので、水滸と色々関連性が多い『岳飛伝』。偽善者岳飛(コラ)にイライラしたい方にお勧めです。
そして、長女・阮桂瑛。ここをお読みの方でこの子の出典が分かった方は結構な水滸迷ではないかと。
桂英の出典は『打魚殺家』という京劇です。ただ、『打魚殺家』では阮桂英という名前ではありません。蕭桂英という名前です。方臘戦を生き残った阮小二は蕭恩と名前を変えて娘と共に隠遁中。しかしそこには毎度お馴染み悪徳役人が……――ってな感じのストーリーです。
色々はしょって説明してます。そして「方臘戦で生き残ったのは小二じゃなくて小七でしょ」という突っ込みはしないでください。私もここは意味が分からないんです。『打魚殺家』のストーリーを紹介しているサイトに行くと、何故かこんなようなストーリーで紹介されてるんです。何でこんな事になっているのか、教えて偉い人。
・ストーリーについて
ある意味で『浪子』の裏ストーリーです。時系列的には、七話のちょっと前、戴宗が燕青を捕まえる前ですね。宋江・呉用の命令で戴宗はあちこちにお使いに行ってましたよ、という。おそらく他の連中のところにもお手紙を届けたりした事でしょう。
元々この話は書こうとは思ってなかったんですが、例の魔の領域・ツイッターさんところで某Y様が小七誕SSの話をしていらして。じゃあ私も書こうかなー、と思ったらよりにもよってこんな話が閃いてしまいました。誕生記念SSらしくないと分かっているけれど閃いて書きたくなったんだから仕方ない。
エンディング後は、きっと阮家が梁山泊復帰一番乗りになるでしょう。一番近いしね。こういうところに水滸後伝の影響が(笑)。
最初のプランでは、義理のお姉ちゃんがもうちょっと活躍しているはずでした。
で、現行のエンディングだとお姉ちゃんが宙ぶらりんになるので、Up前に突貫作業でエンディング追加シーンを書きました。
しかしその追加シーンを入れると、今度は逆にお姉ちゃんが美味しいところを全部かっさらっていってしまう事に。結局ボツりました。だからUpした決定稿ではお姉ちゃんはちょっと控えめになってます。地味になってしまったけど、そして宿星ではないけれど、お姉ちゃんは女傑です。そんなお姉ちゃんと小二兄ィの話も書きたいなー、と思っているんですが、読みたい人、いる?(いなきゃ書かん)
ちなみにお姉ちゃんが女傑設定なのは簾屋式の影響です。簾屋式小二兄ィの嫁は徐寧嫁と並ぶ女傑なのです。
・星の話
原典水滸において、百八人の好漢は皆、一〇八の星が転生した姿です。
しかし明星においては、一〇八の星は好漢たちとは別個の存在で、何かしらの法則によってその人に宿るものです。
だから厳密な意味において、「星が宿る」=「前の宿星の魂・志が受け継がれる」ではないのですが、細かい突っ込み話の方向で。
ただ私個人としては、星は百八人とは別個の存在ではなく、ちゃんと好漢たちの魂であってほしいと思うだけです。だって「前世からの宿命・因縁で一〇八人は梁山泊に集った」っていう方がドラマティックで面白くない?(原典厨乙)
とりあえず取り急ぎ解説しなきゃいけないのはこんなところでしょうか?
もし「おいここについて可及的速やかに説明しやがれ」というのがございましたら、拍手などでお申しつけください。
・キャラの出典
まずは小二嫁。彼女の出典は、言うまでもなく水滸原典です。原典には、「所帯を持っているのは長兄の阮小二のみ」と明記されてます。ですが原典で嫁のキャラ造形などほとんど描かれていないので、そこについては簾屋のオリジナルです。多分簾屋式水滸の小二嫁が混ざってます。
続いて長男・阮良。この子の出典は、このブログでも結構喚いているので分かった方もいるでしょう。『岳飛伝』もしくは『説岳全伝』です。『岳飛伝』には他にも関勝の子供っぽい関鈴ってのが登場してます。時代が近いので、水滸と色々関連性が多い『岳飛伝』。偽善者岳飛(コラ)にイライラしたい方にお勧めです。
そして、長女・阮桂瑛。ここをお読みの方でこの子の出典が分かった方は結構な水滸迷ではないかと。
桂英の出典は『打魚殺家』という京劇です。ただ、『打魚殺家』では阮桂英という名前ではありません。蕭桂英という名前です。方臘戦を生き残った阮小二は蕭恩と名前を変えて娘と共に隠遁中。しかしそこには毎度お馴染み悪徳役人が……――ってな感じのストーリーです。
色々はしょって説明してます。そして「方臘戦で生き残ったのは小二じゃなくて小七でしょ」という突っ込みはしないでください。私もここは意味が分からないんです。『打魚殺家』のストーリーを紹介しているサイトに行くと、何故かこんなようなストーリーで紹介されてるんです。何でこんな事になっているのか、教えて偉い人。
・ストーリーについて
ある意味で『浪子』の裏ストーリーです。時系列的には、七話のちょっと前、戴宗が燕青を捕まえる前ですね。宋江・呉用の命令で戴宗はあちこちにお使いに行ってましたよ、という。おそらく他の連中のところにもお手紙を届けたりした事でしょう。
元々この話は書こうとは思ってなかったんですが、例の魔の領域・ツイッターさんところで某Y様が小七誕SSの話をしていらして。じゃあ私も書こうかなー、と思ったらよりにもよってこんな話が閃いてしまいました。誕生記念SSらしくないと分かっているけれど閃いて書きたくなったんだから仕方ない。
エンディング後は、きっと阮家が梁山泊復帰一番乗りになるでしょう。一番近いしね。こういうところに水滸後伝の影響が(笑)。
最初のプランでは、義理のお姉ちゃんがもうちょっと活躍しているはずでした。
で、現行のエンディングだとお姉ちゃんが宙ぶらりんになるので、Up前に突貫作業でエンディング追加シーンを書きました。
しかしその追加シーンを入れると、今度は逆にお姉ちゃんが美味しいところを全部かっさらっていってしまう事に。結局ボツりました。だからUpした決定稿ではお姉ちゃんはちょっと控えめになってます。地味になってしまったけど、そして宿星ではないけれど、お姉ちゃんは女傑です。そんなお姉ちゃんと小二兄ィの話も書きたいなー、と思っているんですが、読みたい人、いる?(いなきゃ書かん)
ちなみにお姉ちゃんが女傑設定なのは簾屋式の影響です。簾屋式小二兄ィの嫁は徐寧嫁と並ぶ女傑なのです。
・星の話
原典水滸において、百八人の好漢は皆、一〇八の星が転生した姿です。
しかし明星においては、一〇八の星は好漢たちとは別個の存在で、何かしらの法則によってその人に宿るものです。
だから厳密な意味において、「星が宿る」=「前の宿星の魂・志が受け継がれる」ではないのですが、細かい突っ込み話の方向で。
ただ私個人としては、星は百八人とは別個の存在ではなく、ちゃんと好漢たちの魂であってほしいと思うだけです。だって「前世からの宿命・因縁で一〇八人は梁山泊に集った」っていう方がドラマティックで面白くない?(原典厨乙)
とりあえず取り急ぎ解説しなきゃいけないのはこんなところでしょうか?
もし「おいここについて可及的速やかに説明しやがれ」というのがございましたら、拍手などでお申しつけください。
PR
この記事にコメントする