オリジナル水滸について語ってみる ２７

　水滸会レポを描いてから随分日が空いてしまった……申し訳ない。

　問・何をやっていたお前は。
　答・ツイッターで遊んでました申し訳ない。

　本当はもっと早くにオリジ水滸語りをやろうと思っていたのに、何という体たらく。まあいいや、今日も可哀相な感じに始めるよ！


　と、その前に。
　拍手ありがとうございました！

　さて本日は前回の相方の登場。北方水滸じゃ、随分クローズアップされてたよね、こいつ。結構好きだったなぁ……というわけで、今日はこの人。


　　　地祐星　賽仁貴　郭盛

　・方天画戟使い、白い方
　・二十二歳男子の平均的身長、体格、顔立ちをした薛仁貴ファン。漁民の格好をさせてその辺にポンと放置すればあっさり同化する、それくらい平均的な容姿である。町を歩いても誰も振り向いちゃくれねぇぜ
　・が、赤い相棒と一緒にいると一気に人目を引く。何故か？
　・呂方の回で伏せたその理由。それは、簾屋式呂方･郭盛の赤白コンビは、一卵性双生児も顔負けの、全く同じ容姿をしている事である
　・しかし赤白コンビは、兄弟ではなく従兄弟である
　・互いのお母ちゃんが一卵性の双子であるため、その子供である郭盛たちも瓜二つ、という（かなり無理のある）設定になっております
　・二人のお父ちゃんは、元々宋太公（元済州の軍人）の部下だった。宋太公の勧めで宋家村の娘さんと結婚し、宋太公の引退と共に自分たちも軍を辞めて宋家村で畑を耕す事にしたのである
　・お父ちゃんたちはほとんど入り婿状態で、お母ちゃんたちが双子の姉妹という事もあって、郭盛と呂方は同じ敷地内に住んでいる。ってか一つ屋根の下
　・故に一緒に育った赤白コンビ。従兄弟だが兄弟同然の関係なのだった
　・方天画戟の使い方は、お父ちゃんズのお仕込み。多分、郭盛と呂方のお父ちゃんたちは原典の二人に近いと思う
　・実戦経験豊富なお父ちゃんたちに徹底的に鍛えられているから、郭盛と呂方はかなり強い。初期状態なら晁蓋君にも勝てる、はず
　・お父ちゃんたちが宋太公に従ってあちこちで戦ったように、二人も宋江お嬢様に従ってあちこちで戦う。宋江お嬢様親衛隊を自任する郭盛と呂方は、きっと宋江お嬢様のためなら死んでも構わないと思っている
　・でも二人が宋江お嬢様に向ける感情は恋愛じゃあない。西洋の騎士がお姫様に捧げる忠誠と同質のものです
　・そんなこんなで完全ニコイチっぽい郭盛と呂方だが、実は仲は余り良くない――と、口では言っている
　・でも息ピッタリ
　・性格も、呂方は熱血で郭盛は冷静――と口では言っているが、宋江お嬢様関係で何かあったら二人揃って突っ走るので、要するに息ピッタリ
　・何だかんだで息ピッタリで仲良しの二人の攻撃に、晁蓋君は今日も大慌てで回避である。負けるな、托塔天王！


　さて次回水滸語りは、梁山泊馬鹿兄の会と何故か関係を持つチートスナイパー花栄でお送りします。
　やっとお送りできるぜ、梁山泊三大ガッカリの一人！