オリジナル水滸について語ってみる ２

　前回の最後に「いつになるか分からない」とか何とか言っておきながら翌日に書いている簾屋（阿呆）ですこんばんは。
　しかも更に阿呆なのは、先程アンソロ主催の由良さんに送ったメールの内容が「あれ、もしかして私、執筆事項ちゃんと読んでない！？」になっていたかもしれない事。もしそうだったら、由良さんすみませんでしたー！（ジャンピング土下座）（っていうかここで謝るなちゃんとメール出せ）


　まあそれはさておいて（置くな）。
　原典を読みながらつい妄想してしまう簾屋式オリジナル水滸キャラ設定、ダラダラ始めます。


　その前に。
　拍手、ありがとうございました！

　本当ならこの人から始めたかったけれど、でも簾屋式オリジナル水滸の特徴（年齢・性別変更その他）を手っ取り早く分かっていただくなら宋江お嬢様が最適でした、という事で――
　ある意味真打ち登場。


　　　？　托塔天王　晁蓋

　・やんちゃ盛りの十七歳
　・男子、阿呆属性
　・上記の「？」、宋江お嬢様の回で「天魁星」と書いておいた部分を詳述していないのは、設定上の秘密と言うか何と言うか、まあそんなです。簾屋式オリジナル水滸で跳梁跋扈するファンタジックな方々は一〇八星だけじゃない、という事で
　・この人は原典と同じく、東渓村の保正をやってます。物語開始時（原典十四回辺り）の二、三ヶ月前から
　・お父ちゃんが急死したので、十七歳という若さで保正の地位を継ぐ羽目になってしまった
　・お父ちゃんの死因＝腹上死（意味が分からない方は、お父さんお母さんに聞いてみよう！　多分教えてくれないよ！）
　・そんな死に様なので、晁蓋君はお葬式の時に紙銭（死んだ人にあの世で使ってもらうようにと焼く紙のお金）をケチろうとした。そうしたら幼馴染みの呉用先生に「それはちょっと……」と苦言を呈された
　・しかもどうも妾が他にもいたらしく、はらわたが煮えくり返る思いで白勝さんに全部洗い出してもらい、今後生活していくのに十分なお金を渡さざるを得なくて更にはらわたが煮えくり返った
　・現在、腹違いの兄弟が名乗り出てこないか、戦々恐々としている
　・托塔天王の渾名は、元々呼ばれているのではなく、物語が始まってからついた。つけたのは公孫勝。晁蓋君としては余り気に入らないらしい
　・原典じゃ余り戦わない晁蓋さんですが、簾屋式晁蓋君は真っ先に戦場に駆け出していく血気盛んな頭領です。しかも粗削りですがかなり強いです。だから林冲さんなんかが喜んで鍛えてます。使用武器は大桿刀など如何でしょう
　・ニカッとしたりにんまりしたり、とにかくよく笑う。顔立ちはキリッと整っているが表情豊かで、格好良さよりも愛嬌の方が先に立つ
　・性格は豪放磊落でやたらと器の大きい、直情型の硬骨漢。でもってこの子もやっぱり恋愛に関しては不器用というか意固地というか、まあ要するにツンデレです。お相手もツンデレ。ツンデレ×ツンデレって楽しいですよね
　・で、このツンデレな阿呆が子供の頃に宋江お嬢様に何か言いやがったのです。それ以来お嬢様はオシャレをしなくなりました。まったく何言いやがったんだこの阿呆
　・だけどこの阿呆、初恋が宋江お嬢様です
　・そうです好きな子に意地悪しちゃうタイプの阿呆です。本当は意地悪したいわけじゃないのに何か照れくさかったり恥ずかしかったりでつい意地悪して、それで決定的にひびを入れたりで、もうお前らじれったいね！
　・そんなじれったくてもどかしくて実に可愛らしい恋愛模様に、当人たち以上に周りが盛り上がったりあたふたしたりくっつけようと努力したりしています。それは具体的には呉用先生の回で
　・更にじれったくてもどかしいのは、この子も宋江お嬢さんも驚くほどの照れ屋だという事。だからこいつら、お互いの想いが通じ合ってもチューはおろか手をつなぐ事も中々出来ない。戦場では、必要とあらば手を引く事も背中合わせをする事も何となれば抱きしめる事も平気でするのにねぇ（そこはあれ、テンションの違い）
　・梁山泊の行く末や仲間の事ならビシバシ決断し、指示を出したり実行に移せるけれど、己の恋愛についてはどこまでも奥手、それがこの子、晁蓋君
　・奥手だけど器が大きくカリスマもあるため、何だかんだと皆の中心にいて、皆の上に立つ。そしてそうなっていても誰も余り文句を言わない。実は仲間内ではかなり歳下の部類に入るのに、そうさせてしまう、そんな人



　次回オリジ水滸語りは、晁蓋君の三つ歳上の大親友・呉用先生でお送りします。
　でもいつかは未定。