オリジナル水滸について語ってみる １２

　ついさっきまでオフ用一次創作の打ち込み（手書き原稿をメモ帳に打ち直す作業）をやっていたのですが、疲れたので盛大に現実逃避を始めますヒャッハア！
　私、これ、九月末までに書き終えられるかな……。まあ、書き終えられなかったら違う機会まで推敲し続けりゃいいだけなんだけどさ。
　と言うか、これは推敲をもっと長く取った方がいいか……とりあえず、書き終えてから考えればいいか。
　そしてそんな事より心配なのは、小五誕をやれるかどうか、だ！　ネタは全然決まってないんだけどな！


　それはそれとして、れっつ・ごぅオリジ水滸語り！

　その前に、拍手ありがとうございましたー！

　今日は、『岳飛伝』で縁者が出てきて簾屋の胸をいっぱいにさせたこの人。割と原典に忠実？　始めるよー！


　　　天剣星　立地太歳　阮小二

　・小二兄ィは原典のまんま男性でお願いします。年齢、二十六歳
　・原典に割と忠実にしたので、もちろん嫁がいます（ちなみに嫁はｎｏｔ百八星）
　・しかも智取生辰綱の時点で子供が一人
　・このくらいの時に子供がいないと、『岳飛伝』に間に合わないからねー
　・『岳飛伝』感想の回でも書いた通り、小二兄ィに阮良って息子がいる設定になってました。せっかくなんで簾屋式水滸でも阮良君にはいてもらおう。簾屋式水滸は、好漢の結婚率・子持ち率が異様に高い。まさかのあの人やこの人にも女房がいたり子供がいたりするからね！
　・おっと、他の好漢の話じゃなくて小二兄ィだ
　・ガタイが良く、ヤクザもビックリの人相だが、意外と謙虚で礼儀正しい小二兄ィ。弟二人の模範となるべく、頑張って取り繕っているのである
　・が、伊達に渾名は「立地太歳」（＝すぐキレる疫病神）ではない。普通の顔していつの間にかキレ、そして平然とした顔で暴れる相当ヤバい人だ
　・でもってその兆候は、家族にしか分からない
　・けれどこれでも三兄弟の中では一番頭がいいのだ。闇商人もやっていたし、星の序列とか色々無視の簾屋式水滸設定の中で張横共々李俊さんを支えているのである。暴れるだけの力馬鹿には出来ない芸当である
　・さて、二十六歳の小二兄ィがどうして九つも下の晁蓋君に従っているか
　・元々は、末弟小七ちゃんの悪友として認識していた
　・この頃小二兄ィは普通の漁師として働いており、闇商人は小五とそのワル仲間たちがやっていたのだが、ある時小五たちがドジを踏んで役人に追い詰められた
　・この報せを持ってきて、助けに行こうと言い出したのが小七ちゃんと晁蓋君である
　・小二「お前は来るな、晁の坊ちゃん。これは俺たち家族の問題だ」晁蓋「何言ってんだよ二兄！　五兄は七の兄ちゃんだ！　友達の兄ちゃんが危ないのに黙って見てるなんて、そんなの男じゃねぇ！」
　・で、晁蓋君は小五救出作戦に当時たまたま大名府から遊びに来ていた劉唐と呉用先生を引きずり込んだ。舟で移動中呉用先生が船酔いでひたすら吐き続けたのは言うまでもない
　・ともあれ主に呉用先生の知恵で小五と仲間たちは事なきを得たわけだが、後で小二兄ィがそいつらに事情聴取をしたところ、闇商売をやっていながら相当ザルな仕事をしていた事が判明
　・義侠心がくすぐられた事もあり、リーダーの座を小五から奪う形で加担する事に
　・この時相当弟と喧嘩したようだが、それは小五の回で
　・この一件がきっかけで、小二兄ィは晁蓋君を一目置くようになる。そして常々借りを返そうと思っているのだが、その借りに見合うだけの大きな事件が中々起こらない
　・と思っていたら、ようやく発生。それが智取生辰綱である
　・最初は生辰綱の強奪だけを手伝ってやろう、と思っていた小二兄ィだが、梁山泊乗っ取りの際の晁蓋君の啖呵を聞いて初めて、「こいつについていきたい」と思う
　・で、ついでに総援会（＝総頭領の恋を応援する会）に入ってしまうのだった


　次回オリジ水滸語りは、阮三兄弟の次男・小五でお送りします。
　明星小五への溢れる愛を留めて簾屋式小五をちゃんと作り上げられるか？　乞うご期待！