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更新履歴、拍手の返信、時に明星について鬱陶しいほど語ってみる
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「水滸伝の一〇八人、全員の名前分かるかな?」ゲーム!

 今日の研修の間、余りにも毒にも薬にもならず面白くも何ともなかったため暇潰しにやり始めてしまったゲーム!
 やり方は簡単! 好漢一〇八人の名前を分かるだけ列記していく! 順番? 席次? 天コウ地サツの区別? 分かるならつけてみよう、分からないなら免除だ!
 さあ、あなたの記録は何人かな!?


 ちなみに簾屋の記録は百六人でした。
 二人足りませんでした。足りなかったのは、

 地好星 毛頭星・孔明
 地狂星 独火星・孔亮

 の孔兄弟でした。
 ごめんね、白虎山の孔兄弟! 私の中では船作りの孟康とか石積みの陶宗旺(それ北方水滸ネタ)とかよりも空気だったらしいよ!



 尚、類似ゲームとしては「百八魔星、全部書けるかな?」とか「百八人の渾名、全部分かるかな?」があります。
「百八魔星、全部書けるかな?」は天コウ三十六星だけやりました。苦戦します。地サツの七十二星は正直やりたくない。



 で、何かついでに明星で自分ラバー天山勇が素晴らしい負け犬の遠吠えで喚いていた「下位の宿星」発言について考えてみる。
 以下は簾屋の適当な考えです。皆様のご意見、お待ちしております。






 何で天魁星がトップで決まりかと言えば、原典中に登場する女神・九天玄女(道教の女神様。崑崙山ナンバー2)が宋江の事を「宋星主」と呼んでいたからでした。そして、駒田信二訳の百二十回本の七十一回で出てくる天コウ地サツ一〇八星のリストでは、確かに宋江はトップに出ているのでした。
 それを踏まえて。


 で、「下位の宿星」って何ぞや。
 下位があるなら上位があるわけで、つまり宿星軍なる連中の中には格付けがあるわけですよ。
 自分ラブ天山勇さんたち四人は下位だったそうな。
 さて、皆さん覚えてらっしゃいますか。下位の宿星どもから出た星の内、翠蓮ちゃんに宿ったのは地獣星でした。
 更によく見ると、飛んでいった残り二つの星の内一つは「遂」と読めます(丘小乙から出たと思われる、三巻P177二コマ目奥の星ですね)。もう一つは、いまいち判らないのですが門構えの漢字と思われます。
 まず、「遂」の方。これが何の星かは確定です。地遂星。天コウ地サツで真ん中の文字がかぶる星はいくつかあるのですが、「遂」の字が入る星は智遂星のみです。
 また、門構えの入る星は、天間星、地闘星、地闊星の三つ。しかしこの中の天間星は公孫勝の星で、替天メンバーは既に宿星になっているものと思われるので、天間星は除外。となると地闘星か地闊星かの二択になります。
 出来れば天山勇の星が知りたかった……――は仕方ないとして、こうなってくると「下位の宿星」の法則が読めてきます。

 上位=天コウ三十六星
 下位=地サツ七十二星

 ……まさか、宿星となって力を出せるようになってからのキャリア、というパターンはあるめぇ。ないと思って話を進めるよ。

 さて、そんな下位の宿星×4が好き勝手やった梁山泊戦ですが――
 奴らが下位という事を踏まえ、戴宗さん以外の連中はどうだったのかと暇つぶしがてら(手元にある原典を見つつ)考える。
 一応、明星内でちゃんと描かれていた、そしておそらく宿星軍の星が移ったとかではなく最初からちゃんと星を持ってた連中に限りますよー。

(原典七十一回のリストより・敬称略)

 宋江…天魁星(第一位)
 公孫勝…天間星(第四位)
 関勝…天勇星(第五位)
 林冲…天雄星(第六位)
 花和尚…天孤星(第十三位)
 戴宗…天速星(第二十位)
 劉唐…天異星(第二十一位)
 蒋敬…地会星(第五十三位)
 扈三娘…地急星(第五十九位)
 宋万…地魔星(第八十二位)
 杜遷…地妖星(第八十三位)
 朱貴…地囚星(第九十二位)
 張青…地刑星(第百二位)
 孫二娘…地壮星(第百三位)
 王定六…地劣星(第百四位)
 時遷…地賊星(第百七位)

 ――打っていて「だからどうした」とかいう思いがよぎらないでもなかったのですが、それはさておいて。
 見ていて驚きなのは、結構活躍していたアノ人の順位。え、時遷さんそんな低いの!? 大体貴方、原点でもあんな活躍とかこんな活躍とかするじゃない! 具体的には祝家荘戦! 引き金を引いたのは貴方でしたね時遷さん!
 まあ、天野洋一氏がどんな風に想定していたのかは最早知る機会はないのですが、――こうやって見ていると、意外と上位(推定)の宿星を集めてたね、替天行道!
 で、最終回でチラチラと出てきたあの人やこの人の星と序列はこんな感じ。

 盧俊義…天コウ星(第二位)
 呉用…天機星(第三位)
 武松…天傷星(第十四位)
 楊志…天暗星(第十七位)
 李逵…天殺星(第二十二位)
 史進…天微星(第二十三位)
 阮小二…天剣星(第二十七位)
 阮小五…天罪星(第二十九位)
 阮小七…天敗星(第三十一位)
 燕青…天巧星(第三十六位)
 朱武…地魁星(第三十七位)
 鄧飛…地闘星(第四十九位)
 安道全…地霊星(第五十六位)
 樊瑞…地然星(第六十位)
 侯健…地遂星(第七十位)
 陳達…地周星(第七十一位)
 楊春…地隠星(第七十二位)
 薛永…地幽星(第八十四位)
 湯隆…地孤星(第八十八位)
 孫新…地数星(第百位)
 顧大嫂…地陰星(第百一位)
 白勝…地耗星(第百六位)

 だからどうしたと(以下略)。
 それにしてもこうやって見て思うのは、地サツ七十二星の中でも余りスポットの当たらない連中が何か出てるなー、という点ですね。具体的に申し上げれば鄧飛や侯健や湯隆。湯隆なんか呼延灼戦で連環馬攻略にちょっと役に立つだけで、侯健なんか……目立った活躍の場って、ありましたっけ?
 ぶっちゃけた話、こんな連中を第一回巻頭カラーに出すなら天コウ三十六星の人気どころである花栄さんを出したり、武松をもっと前面に出すべきだったのではないかと。そして朱仝・雷横のデコボコ都頭コンビとか。と言うかあのカラー、天コウ星の面子が少なくて軽く泣けます(具体的に申し上げれば、天寿星の李俊さんが見たかった)(またそれか)。
 天コウと地サツのとっても分かりやすい区別は、「天コウ=メインどころ」「地サツ=二線級」ですからね(地魁星の朱武さんに謝れ)。水滸伝をやるなら、ちゃんと取り上げなきゃいけないキャラが他にいると思うんですけれどねぇ……。呼延灼さんなんか、宋朝建国に尽力した武将の一人・呼延賛の子孫ですからねー。楊志も『楊家将』の楊業の子孫ですし。歴史物として考えるなら、楊志や呼延灼は結構重要な立ち位置にいるはずなんですけど……ねぇ……。

 結論。
 花栄さん見たかった。
 呼延灼さん見たかった。
 朱仝・雷横のデコボココンビ見たかった。
 そして李俊さんが見たかったよー!(結局そこか)(そこですよ)
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