更新履歴、拍手の返信、時に明星について鬱陶しいほど語ってみる
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カテゴリは『語る』ですが、中身は雑談のようなものです。
Webアンソロ企画終了より二週間以上が経ったので、何か今更のごとく拙作『マージナル・ジャックポット』についてチラッと語ってみる事にした。
いずれこのサイトに上げる際にちゃんとした後書きを書こう、とは思ってはいるんだが、アンソロサイトがある限りあの作品はあそこにあり、それなら別にうちで上げなくてもいいんじゃないかなー、とか駄目な事を考えていたりもするので、まあとりあえず語りたい事はここで語ってみよう。
というわけで『マージナル~』のちょっとした裏話。気になってしまったあなたは下記リンクへれっつ・ごぅ!
Webアンソロ企画終了より二週間以上が経ったので、何か今更のごとく拙作『マージナル・ジャックポット』についてチラッと語ってみる事にした。
いずれこのサイトに上げる際にちゃんとした後書きを書こう、とは思ってはいるんだが、アンソロサイトがある限りあの作品はあそこにあり、それなら別にうちで上げなくてもいいんじゃないかなー、とか駄目な事を考えていたりもするので、まあとりあえず語りたい事はここで語ってみよう。
というわけで『マージナル~』のちょっとした裏話。気になってしまったあなたは下記リンクへれっつ・ごぅ!
お題…メインタイトル、及び各話タイトルについて
まずはタイトルの『マージナル・ジャックポット』について。
実はこのタイトル、書き終わってから変更したものでした。
執筆中の仮タイトルは『ウォーターマージン・ジャックポット』。直訳すると「水辺の大当たり」? 直訳しちゃいかんね。
えー、何でそんなタイトルにしていたかと言えば。
『水滸伝』の英訳タイトルが、どうも『The water margin』というみたいなんですよね。「水滸」って「水のほとり」って意味みたいですから。
だから書いている最中はそこから取って『ウォーターマージン・ジャックポット』だったんですが……――「わぁ、何て安直!」という脳内検閲機構からの声に耐えきれず、変更する事に。
コンサイスの英和・和英辞典を片手に悩む事しばし、つけたタイトルが『マージナル・ジャックポット』でした。
この「マージナル」には二重の意味を込めていて、一つは「水辺の」とか「水際の」。仮タイトルの直訳と同じ感じですね。
もう一つが、「ギリギリの」。
作中で小五には相当きっつい勝負をさせてしまったから、ちょうどいいや、ってな感じでこうなりました。個人的には気に入る仕上がりになりました。良かった良かった。
各話タイトルについて。
メインタイトルが英語なのに各話タイトルが四字熟語なのはどうなのよ、という突っ込みがどこかから(簾屋の魂の奥底から)聞こえてこない事もないのですが、気にしない。
えー、結論から言います。
第四話のタイトル『阮氏三雄』が使いたかっただけでした。
阮氏三雄というのは、阮三兄弟の違う言い方、とでも言いましょうか。好漢としての阮三兄弟の、ちょっとかっこいい言い方ですね。
これを使いたかったがために、他のタイトルも四字熟語に統一しました。ってわけで、各話タイトルの解説。
第一話『梁山遠景』
梁山泊についての説明は、作中に書いた通りです。黄河の氾濫でできた、文字通りの「水たまり」。原典を読んでいると「この水たまりの盗人がぁ!」的な表現に出会うのですが、梁山泊の「泊」にはそういう意味があるそうです。
で、要塞化したあの島。あの島を「梁山」と言うそうな。あの島が「梁山泊」ではないので要注意だ!
第二話『貪官汚吏』
意味については特に説明する必要はないかと。薄汚い役人登場、って感じで。
第三話『賭場沸騰』
プロット段階では『賭場開帳』だったんだが、考えてみれば賭場はとっくに開帳している、ってぇ事で『賭場沸騰』に変更。ちなみにあの博打シーンはかなりでたらめです。宋代にあんなゲームがあった、なんて信じちゃ駄目です。ただ、骨牌はありました。そういう本当の事を織り交ぜて書いているからタチが悪い。
第四話『阮氏三雄』
かっこいい小五が書きたかった。それだけで突っ走った話ですが、小二兄ィも小七ちゃんも男前なんだぞ! という主張を目いっぱいしたかったがためにああいう内容になり、こういうタイトルと相成りました。書いていて楽しかったです小五。
第五話『天王余録』
『天王余話』にしようか『天王余録』にしようか迷ったけれど、『余録』にした方が語呂が良くなるので『余録』に。意味は同じ、「知られざる話」ってな感じです。
最後の最後で美味しいところを掻っ攫っていく晁蓋さんでした。簾屋が書く晁蓋さんは漢前過ぎる。しまりきれないのが晁蓋さんのはずなのに、何でこんなにしまってるんだろう……そうか、あれか、オリジナル水滸の妄想が駄々漏れたか。いけないいけない締めとかなきゃ。
次回があれば、次回は登場キャラについてウダウダ語ろうかなぁ。
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