更新履歴、拍手の返信、時に明星について鬱陶しいほど語ってみる
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
由良様宅で見つけたバトンを拾ってみる。
『I LOVE YOUバトン』
・その昔、「I LOVE YOU」を夏目漱石が『月がキレイですね』と訳し、二葉亭四迷は『わたし、死んでもいいわ』と訳したと言います。さて、あなたなら「I LOVE YOU」をなんと訳しますか?もちろん、「好き」や「愛してる」など直接的な表現を使わずにお願いします。
さて、何と訳そう。四苦八苦してみるよ!
『I LOVE YOUバトン』
・その昔、「I LOVE YOU」を夏目漱石が『月がキレイですね』と訳し、二葉亭四迷は『わたし、死んでもいいわ』と訳したと言います。さて、あなたなら「I LOVE YOU」をなんと訳しますか?もちろん、「好き」や「愛してる」など直接的な表現を使わずにお願いします。
さて、何と訳そう。四苦八苦してみるよ!
ニュアンス訳をするとカップリングごとに変わるので、このブログに適したカップリングで考えてみる。
・戴宗×翠蓮
……駄目だ! 思いつかない!
いや、正確にはですね、私は戴宗さんにはちゃんと「好きだ」と言ってほしいのですよ。
寂しがり屋のくせしてひねくれて素直じゃなくて、翠蓮ちゃんが好きだと自覚してもひねくれているせいでそれを中々認められない。でも成長して大人になってやっと自分の気持ちを認められるようになって、そうして色々観念して翠蓮ちゃんに告白する。
その時、戴宗さんが言うに相応しい言葉は何か。
簾屋は、「好きだ」以外の言葉を挙げられません。
だから戴宗さん、私は君が翠蓮ちゃんに「好きだ」と言える時を待っている。君が成長し、大人になるのを待っているよ。
・林冲×扈三娘
軽く小話風にれっつ・ごぅ。
§
扈三娘が朱貴に料理を習い始めて、もうそろそろ三年になるか。
初めは惨憺たる有様だったが、さすがに上達したらしい。早朝、夜通しの演習を終えて本寨に帰還するべく朱貴の店に立ち寄った林冲は、奥の厨房から漂ってくる料理の香りに食欲がそそられた。
「あら豹子頭、おかえり」
林冲は唖然とした。
厨房から出てきた扈三娘が、とんでもない量の料理を抱えていたからだ。
ドン、ドンドンドン、と店の卓に小山ほどもある料理を置いていく扈三娘。そして最早こちらなど一顧だにせず「いただきまーす!」と快活に言っていつもの健啖ぶりを発揮し始める。
林冲は彼女の向かいの席に着いた。すると扈三娘は視線をこちらに寄越し、
「欲しいの?」
「……君の作った朝食を食べてみたいと、思ってはいけませんか?」
すると扈三娘は目を丸くして、物好きねあんた、と呆れたように言った。前は君の料理など恐ろしくて食べられない、とか言ってたくせに――ブツブツ呟く彼女に林冲はこっそりと嘆息した。
どうやら、言葉に込めた意味は汲み取ってもらえなかったらしい。言葉が悪かったかタイミングが悪かったか、考えながら林冲は相伴に与る事にした。
§
林扈版回答……「君の作った朝食を食べたい」
でも林冲さんはこんな事を言うのだろうかと今更のように自問してみる。
・李俊×穆春(簾屋式)
ついにやっちゃうか簾屋式水滸の小話、と思いつつ、やってみる。
§
「ねえ俊さん、今更だけど、良かったの?」
「何がだ」
「えっと、その……あたしを、奥さんにして」
「今更だな」
「だからそう言ったじゃない」
「……正直言えば、理性は今でもやめとけって喚いてるけどな」
「何よそれ!」
「いちいち掴みかかってくるなお前ら兄妹は馬鹿力なんだから!」
「……う、ごめんなさい」
「おう。
で、話を戻すが――お前を嫁にしたら、というかお前に手を出したら穆弘がどんな反応するか、分からねぇ俺じゃねぇ。でも、しょうがねぇだろ」
と。
新婚の閨の中で、李俊はニヤリと笑って穆春を抱き寄せた。
「俺は、お前につまずかされたんだからな」
§
李俊×穆春(簾屋式)版回答……「お前につまずかされた」
ちなみにこの回答は簾屋式の李俊さんしか言えないのでそこのところよろしく。
・晁蓋×宋江(簾屋式)
これもついにやっちゃうのか、と思いつつ気にしないでやってみる。
§
俺は多分、運がいい。
因縁だとか運命だとか、そんなわけの分からないものに祝福されて、面白い連中と会う事が出来た。
だってそうだろ? 林冲、和尚、柴大官人、李俊、李忠、朱武、樊瑞、公孫勝、楊志に秦明に花栄に呼延灼に関勝に裴宣に安道全に皇甫端に段景住に、他にも他にも、普通に生きてるだけじゃ絶対に会えないような連中とたくさん出会えた。
これってすげぇ。
因縁だとか運命だとか、そんなものに縛られた使命みたいなモンもあるけど、それが何だよ。これだけの面子が揃ってんだ。そんなのどうとだってならぁ。
だからさ、江。
いいじゃねぇか、俺たちが何者だって。因縁だとか運命だとか、そんなものに約束されて俺たちはこうやって出会えた。出会って、仲間になって、同じ事やって、俺たちが何者だとか使命だとかそんな事よりも俺にはそっちの方がよっぽど大切だ。
因縁だとか運命だとか、そんなもののおかげで俺たちは一緒にいられるんだ。
お前と、一緒にいられるんだ。
分かるか、江。俺はきっと幸せなんだ。
お前となら、皆となら、俺は地獄の果てまで一緒に行っても構わない。
§
晁蓋×宋江(簾屋式)版回答……「地獄の果てまで一緒に行ってもいい」
書いたら意外に難産だった。何て事。ちなみにこれって、晁蓋×宋江って言うより晁蓋君から皆へのラブコールだよね!
でもって簾屋式水滸についてかなりネタをさらしたような。晁蓋君が何でこんな事を言っているか、という事については、気になった方は拍手ででもつついてみてください。簾屋がうっかりその気になったらネタバレ書くかも。
やってみて今更のように思う。
あれ、私、バトンの趣旨を間違ってる? まあいいや、楽しかったから!
PR
この記事にコメントする