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更新履歴、拍手の返信、時に明星について鬱陶しいほど語ってみる
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 小五誕SSのネタが思いつかない上に、先日ここで予告した「名探偵呉用」のネタも頓挫中の簾屋ですこんばんは。
 いや、呉用先生推理物はですね、途中まで書いていたんですが、「これ、面白いの?」という袋小路にはまりましてね。プロットから考え直しです。ごめんなさい。今月中にはお目見えできればいいなぁ。

 そんなわけで今日は、アンソロ中編似非後書き第四弾ストーリー編をぶちまけてみようかと思う。興味を持たれた方は、下記からどうぞ!





 本日のお題…『マージナル・ジャックポット』ストーリーについて


 実を言うと、この話を書こうとプロットを組んだ時から、簾屋は一つの恐れを抱いていました。
 その恐れは、書き始め、書き終え、主催の由良様に送信し、そしてWebアンソロサイト上に掲載された今もまだ継続しております。
 しかし、公開されてかれこれ三ヶ月、どこからも簾屋の恐れを指摘した意見が舞い込んでこないので、とりあえず胸を撫で下ろしています。
 その恐れとは何か?
 それは、こんな突っ込み。

「この話、『サマーウォーズ』のパクリじゃね?」

 違うんですパクリじゃないんです! 小五が博打で大逆転をする話を書きたかっただけなんです! 勝負方法が『サマーウォーズ』と同じカードゲーム(あちらは花札ですが)なのは、カードゲームが一番プレイヤーがイカサマしやすいと思ったからです!(例えば丁半博打ですと、イカサマは壺振りがしないといけません)

 話の構造が、『サマーウォーズ』と似てしまった。
 この思いが拭えなかったため、私は何度も遂行しました。『マージナル~』の提出はやめようかとも思いました。しかし、私の中で『マージナル~』を読んで『サマーウォーズ』をひどく連想させる、という事が最後までなかったので、提出に踏み切りました。
 これは、作者の贔屓目かもしれません。読んでいただいた方の中には『サマーウォーズ』を想起され、しかし何も言おうとされなかった方がいるかもしれません。
 そういった方々に、この場で申し上げます。

 パクリじゃありません!
 パクリじゃないんです! 同じようなテーマを扱ってしまったため似ちゃったんです、多分!



 ……と、弁明はこれくらいにして。
 そろそろストーリーの話をば。

 書きたかったのは小五でした。
 小五と、彼が胸の内に抱いている(と私が妄想した)幼馴染み・戴宗への思いでした。
 そして、降りかかる理不尽と戦う小五の姿でした。
『水滸伝』という物語は、農民反乱の話だとか、革命の話だとか、いやいや天上で罪を犯した一〇八魔星が贖罪する話だとか、色々な解釈があるのですが、どの解釈でも基本的に変わらないのが、『水滸伝』は好漢の話である、という点です。
 好漢。「好漢とは何ぞや?」という問いに対する的確な答えを私はまだ持っていないのですが、現時点での回答は「お上や金持ちの理不尽に対し力ない民衆に替わって戦う者」です。簾屋式水滸は基本的にこの路線ですが、しかし本来的な「好漢」とはちょっとかけ離れている。いやまあ、そんな話はいいのですが。
 私はこの好漢像を、小五に仮託したようです。明星で一番好漢らしいのは誰か、となると多分晁蓋さんか花和尚なんでしょうが、晁蓋さんじゃ様になりすぎて話にならねぇ。花和尚じゃ博打やるよりぶん殴って解決だ。駄目じゃん!
 それに、この話は小五でやってこそ意味がある。大体小五を書きたくて考えた話ですしね!
 好漢、阮小五。『マージナル・ジャックポット』は、徹頭徹尾彼のための物語でした。
 彼のための物語はもう一つ用意してあります。このブログで散々書く書くと宣伝しておきながら、現在、第一話を書き終わって頓挫中の中編『ファントムペイン』です。『マージナル~』が戴宗を助けてやりたいと願う小五の話なら、『ファントムペイン』は戴宗の心を救済する小五の話です。
 まあ、救済ってほど戴宗さんは救われてないんですけどね。あんまり書くとネタバレになるのでこのくらいで。


 さて、ついでにテーマ曲。
 好漢・小五を書くために、頭の中で延々とリピートしていた曲があります。
 言わずと知れた(でいいのか)中国中央電視台のドラマ水滸、そのテーマ曲『好漢歌』。
 これを聞くと、ホント、「これぞ好漢の歌!」って感じがします。
 ニコ動でもあるし、つべだと色々出てくるけれど、フルコーラス聴けて歌詞も分かる、ってのが中々ない。でも一応見つかった。本当は日本語訳もあればいいんだが。



 でも本当はこっちのがお勧め。



 何故お勧めかと言えば、

 ・絵巻水滸の美麗好漢絵が見られる
 ・ドラマ水滸の各種映像も見られる
 ・梁山泊の軍事行動ってこんなのかしら、と想像できる映像多数
 ・林冲vsろっちーのすげぇ殺陣が見られる
 ・リアル神行水龍が見られる
 ・「水泊梁山」で簾屋は感動した(二次創作書き的に)
 ・あと武松兄貴の殺陣がかっこいいよマジで

 でも同時にお勧めできない理由が。

 ・この動画、ラストはよりにもよって張順戦死シーン
 ・しかもエグい

『レッドクリフ』を見た事のある人ならお判りかもしれないが、中国の戦争物の戦闘・戦死シーンって相当エグい。知らないで見たらかなりショッキングである。この動画を見る時は、「涌金門」の文字か「宋江呉用送張順」の文字が出たら即行で下へスクロールする事をお勧めする。簾屋はそのまま見続けて軽く痛い目を見た。具体的にはショックの余り思わず「何でラストがこのシーン!?」と叫んだ。真夜中に。今も久しぶりに見たんだが、ショックの余りもうどうしていいやら。
 それにしても、明星、ではなく水滸伝として聞くと、「天上的星星参北斗」ってすごい象徴的だなぁ。

 ところでまったくどうでもいい話ですが、先月、友人とカラオケに行った時にこれを歌いました。それはもうノリノリで。二回も歌ってしまった。友人にビビられました。


 さて、Webアンソロ中編似非後書き、私が語るべき事はこれにて終了でございます。
 長い期間ダラダラとやってまいりましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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