更新履歴、拍手の返信、時に明星について鬱陶しいほど語ってみる
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
の前に、業務連絡。
トップページに上げていた新春特別SSを『書架』に格納しました。これからはそちらからご覧ください。
もうダウンロードフリーじゃないから気を付けてね!
で、今日の本題。
某Y様(全然某じゃねぇ)が公孫勝と樊瑞の戦いと和解のお話を書かれまして。
それを読んで、うっかりまた電波樊瑞が物書き脳に割り込んできています。
駄目、駄目よ電波樊瑞! 次にあんたを書くとなると道術捏造とお供二名(項充さんと李袞さんですね)をどうにかしないといけないんだから!
というわけで、ちょっと公孫勝・樊瑞和解編が書きたくなってきている阿呆がここにいますよ。
どんな感じになるかしら。気になる方は下記リンクからどうぞ。
トップページに上げていた新春特別SSを『書架』に格納しました。これからはそちらからご覧ください。
もうダウンロードフリーじゃないから気を付けてね!
で、今日の本題。
某Y様(全然某じゃねぇ)が公孫勝と樊瑞の戦いと和解のお話を書かれまして。
それを読んで、うっかりまた電波樊瑞が物書き脳に割り込んできています。
駄目、駄目よ電波樊瑞! 次にあんたを書くとなると道術捏造とお供二名(項充さんと李袞さんですね)をどうにかしないといけないんだから!
というわけで、ちょっと公孫勝・樊瑞和解編が書きたくなってきている阿呆がここにいますよ。
どんな感じになるかしら。気になる方は下記リンクからどうぞ。
§
穏やかな雨に打たれながら、公孫勝は地面に座り込んだ樊瑞を見下ろしていた。
樊瑞は、淡い満足げな笑みを浮かべて鈍い銀色に光る雨模様の空を見上げている。
公孫勝は問うた。
「樊瑞、これは」
「だからいい加減樊師兄と呼べと――いや、俺はもうお前の兄弟子ではなかったか」
空から視線を下ろしてこちらに据えて、樊瑞は苦笑する。それからまた銀色の曇天を見上げ、
「禁術は、本当に禁術としてしか在れないのか」
「……何?」
「それが、二仙山を下りてからの俺の命題だった」
樊瑞は笑っている。
満足げに、清々しく笑っている。
「だがこれで証明できた。禁術は――それ以外の在り方が出来る」
公孫勝はその笑みに、眼差しに、遠く薊州にいる師・羅真人を思い起こした。
師を思い出させる顔を、樊瑞はしていた。
……この時になってようやく、公孫勝は自分の思い違いに気付き、
――――――樊瑞の口の端からツゥ、と流れた不吉なほどにどす黒い血に、全ての感傷が吹っ飛んだ。
§
何がどうなってこうなるか、一応道筋がないわけではなく、そして口から血を吐いた樊瑞がどうなるか、考えていないわけでもないのですが……まあここまで。
ちなみに和解編のオチは二パターンあって、その内一つはクロスオーバー的なネタになる上に世界観も話のパワーバランスも何もかも一気に崩れるというおっそろしい代物なんですが、上のワンシーンは多分そっちのパターン。
何とクロスオーバーさせているかと言うと、多分言うまでもありませんね。藤崎竜『封神演義』です。
どんな話になるかはさておいて、明星と封神のクロスオーバーは考えた事があるのですが、色々鑑みるに封神のキャラの方が圧倒的に強すぎてパワーバランス崩壊、っていう楽しいオチになります。宝貝ってよくよく考えるとチートアイテムだよね!
ちなみにそのクロスオーバーネタの簡単なストーリーラインを言うと、
§
神界から人間界に下り立った黄天化。宋代、徽宗の御世。乱れる世には、かつて天化が感じた懐かしい気配が漂っていた。
それは遥か太古、天化が生身を持って生きていた殷の時代に世界に満ちていた気配……「歴史の道標」女媧に似たそれ。
仙人界から調査の指令を受け取った天化は、一時的に実体化して気配の正体を探る。
そこで遭遇する天罡地煞一〇八魔星。
とっくに廃れたはずの宝貝や道術に酷似したその力。
一〇八の魔星と時に戦い、時に手を組みながら、気配の正体が一〇八魔星である事に気付く天化。
その中でついに、天化は彼と再会する。
「師叔……あいつら、あの一〇八魔星ってのは一体何さ?」
「…………」
「あんた、知ってんだろ?」
「――あれらはのぅ、天化」
一拍置いて、振り返る彼。
夕陽を浴びて天化を見つめてくる彼は、紛れもなく――天化の記憶の中にあるままの、太公望だった。
「かつて始祖(わしら)の文明が作った『一〇八魔星計画』――それが産み落とした、哀れな鬼子たちだ」
§
こんな話。
さすがに脳味噌が可哀相すぎるにもほどがあるのでやめた。
天化が主人公なのは簾屋の趣味です。
望ちゃんが出てくるのも簾屋の趣味です。
おそらく申公豹と妲己様も出てきます。簾屋の趣味満載です。
ところで天化だけで十分高Qと渡り合える、というか下手したら天化の方が強いんじゃねぇの? とか思うんですが、これって封神の方が好きの色眼鏡なんでしょうか。望ちゃん単品で一〇八魔星が束になった上に高Qと高衙内坊ちゃんが加わっても負ける事ぁねぇ、というのは自明の理だと思うのだけれど。
ちなみに簾屋は、戴宗さんよりも晁蓋さんよりも李俊殿よりも誰よりも望ちゃんを愛しております。あの人の何もかもが愛おしい。
PR
この記事にコメントする