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更新履歴、拍手の返信、時に明星について鬱陶しいほど語ってみる
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 何と実に二ヶ月ぶりのキャラ語りです。びっくりだ。
 というかね、こいつに限らず地煞の連中は空気が多すぎなんですよ。地煞でキャラ立ちしてるのって職人系の連中くらいじゃないですか? 軍人出身は全員空気でマジ困る。
 しかしそこを上手く設定するのが創作水滸をやる者の使命! さあちゃっちゃと行くよ!


 その前に。
 拍手、ありがとうございました!

 今日は、明星では全然顔を出していないけれど、樊瑞のお供の一人で有名の人。ちなみにこの人、北方水滸で異様に優遇されているよ! ではれっつ・ごぅ!


   地飛星 八臂那吒 項充

 ・盾の人、横光・北方・新伝で何故かやたらと優遇されている方
 ・樊姐さんの回で書いた通り、実質的な樊姐さんの養い子。男子で多分二十二歳くらい
 ・「多分」というのは、樊姐さんに拾われた時、自分の名前も年齢もあやふやだったからである。だからその辺りは樊姉さんがつけたりしてくれたのだった
 ・拾われてからは、樊姐さんの所属する道観で道童の真似事をしていた。が、仙骨がないので道士としての修行は一切させてもらっていない
 ・代わりに徹底的な基礎体力のトレーニングをさせられた。二十里(約十キロ)先の沢から水を汲んでこい、とか、重い物ばかりで重要な宝物が一切ない蔵の掃除を一日一回やれ、とか
 ・おかげで異様なまでにストイックで辛抱強くて苦労性な性格が醸成されてしまった
 ・だから団牌(=盾)を持って敵の攻撃を辛抱強く防げるし、飛び出していきがちな李逵や鮑旭をよく抑えられるのである
 ・ちなみに女性関係もどこまでもストイックで、美女を見ても舞い上がらない。それどころかうっかりその裸を目迎しても「ふーん」で済ませてしまう。二十二歳男子として何か色々間違っている
 ・これは醸成された性格の賜物だが、同時に養い親・樊姐さんの影響も大きい
 ・何せ樊姉さんは(現在のところ)簾屋式水滸一の美女。そんなのと小っちゃい頃から一緒で時々全裸も目撃していれば、そんじゃそこらの美女には早々反応しなくなるというもの
 ・そんな項充の武器はご存知飛刀。辛抱強く敵の攻撃を防ぎ、辛抱強く隙を窺い、そしてストイックに放つ。戦場での飛刀は基本的に牽制・援護用で殺傷能力は余り期待できないのだが(二十四本と弾数も少なめだし)、項充はこういう気質のために結構な撃墜数をマークしている
 ・伊達に梁山泊の最強部隊・団牌部隊の盾担当ではないのだ
 ・怒らせると結構洒落にならない。そういうところから『八臂那吒』の渾名がついたんだとか
 ・しかし外見は、そんな物騒な渾名に相応しくない、どこにでもいそうな中肉中背のあんちゃんである。盾と飛刀よりも鍬と籠の方が、持ち物としてよっぽど似合っている
 ・それはおそらく項充の本来の姿であるはずなのだが、拾ってくれた樊姐さんを母と慕う項充君は、この人生を割りと楽しんでいるのであった


 さて次回オリジ水滸語りは、同じく樊姐さんの養い子・李袞でお送りします。
 こいつのキャラはやっと固まりつつあるんですが……それにしても、何で李袞だけこんなにあちこちで不遇なのか。可哀相だな李袞。せめてここでは項充並の比重で設定してあげるよ!
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