更新履歴、拍手の返信、時に明星について鬱陶しいほど語ってみる
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そういえばジャンプSQ三月号のエグザムライ、読みました。
ストーリーがどうとか画面の構図がどうとかいうよりも、「チート主人公もしくは味方チートキャラが雑魚もしくはちょっと強いくらいの敵に圧勝する」っていう展開の構造をどうにかしようよと地味に思った。
味方側のキャラがチートすぎると、敵に圧勝してしまい、バトルがまるで面白くなくなる。弓使いの花栄さん、じゃないタカヒロさんが活躍してくれたのは嬉しいんだけどさ。
あと、やっぱり敵のカタカナ台詞はとっても読みにくい。読みにくいので読み飛ばす。そして話の内容が頭に入ってこない。平仮名って偉大だなぁ。
そして現在『楊令伝』十五巻を読んでいます。李俊殿がいきなり活躍(ちょっと違う)していて簾屋としては嬉しい限りです。最早李俊殿だけが北方水滸系列を読む糧になっています。李俊殿大好き。
おっとそれはそれとして、今日も行きますよ!
『翠蓮受け10のお題』ブログ小話第七夜、本日のお相手は公孫勝とはまた違う意味でのチート野郎で中国本土や日本での人気っぷりが軽く半端ない燕青だよ!
ストーリーがどうとか画面の構図がどうとかいうよりも、「チート主人公もしくは味方チートキャラが雑魚もしくはちょっと強いくらいの敵に圧勝する」っていう展開の構造をどうにかしようよと地味に思った。
味方側のキャラがチートすぎると、敵に圧勝してしまい、バトルがまるで面白くなくなる。弓使いの花栄さん、じゃないタカヒロさんが活躍してくれたのは嬉しいんだけどさ。
あと、やっぱり敵のカタカナ台詞はとっても読みにくい。読みにくいので読み飛ばす。そして話の内容が頭に入ってこない。平仮名って偉大だなぁ。
そして現在『楊令伝』十五巻を読んでいます。李俊殿がいきなり活躍(ちょっと違う)していて簾屋としては嬉しい限りです。最早李俊殿だけが北方水滸系列を読む糧になっています。李俊殿大好き。
おっとそれはそれとして、今日も行きますよ!
『翠蓮受け10のお題』ブログ小話第七夜、本日のお相手は公孫勝とはまた違う意味でのチート野郎で中国本土や日本での人気っぷりが軽く半端ない燕青だよ!
7.歩揺
何とそれは、珍しい事にパンダをかたどったかんざしだった。
金を地金に、白い部分は玉、黒い部分は黒曜石をあしらって、見事に愛らしいパンダを造形している。パンダをモチーフにしているという点で何とも奇抜でファンシーだが(普通、かんざしのデザインと言ったら花か鳳だ)、その奇抜でファンシーな部分をあえて小さく控えめにする事で、悪目立ちを防いでいる。
彼の目から見ても、何ともセンスの良い品だった。
「ってわけで、君にあげますよ、翠蓮さん」
「――えっ? え、は、はいっ!? ま、待ってください燕青さん、そんな、こんな高価な物――」
「いいんですよ。商売のついでに手に入れた物だし、旦那様も僕の好きにしていい、って言ってくれましたし」
「で、でも、こんな可愛いかんざし、私になんて……」
「んー、実際どこまで似合うかは挿してみない事には分からないけど、多分梁山泊(ここ)の中じゃ翠蓮さんが一番似合いますよ。僕が保障します。知ってますか? こういう物は、一番似合う人が身につけるのが、作ってくれた職人に対する礼儀なんですよ」
「……そ、そうなんですか?」
「はい。それに翠蓮さん、パンダ好きでしょう?」
「――はい!」
「ではやっぱり君が貰うべきですよこれは。ちょっとこちらへ。僕が挿してあげます」
燕青はそうして翠蓮を招き寄せると、やたらと慣れた手つきで彼女の髪をほどいた。懐から取り出した櫛で梳き直し、さっきまでと形を少し変えて結い上げ、まとめた部分にパンダのかんざしを挿す。
「――ああやっぱり、よく似合いますよ翠蓮さん」
「ほ、本当ですか?」
「他の人にも見せたらどうです。きっといいって言ってくれますよ」
「……ありがとうございます燕青さん。大切にしますね!」
――翠蓮が去ったのを見送って、燕青は刺すような殺気を放つ物陰の人物の元に平然と歩いていった。
「――女性はこうやって口説くんだよ、戴宗君」
意地悪く笑って肩をポンと叩いてやれば、戴宗は噛みつかんばかりの勢いで睨んできた。
しかし燕青は動じない。むしろより笑みを深める。
「でも、嫉妬に駆られてかんざしを取り上げて捨てちゃあ駄目だよ。男が下がるから」
「…………っ!」
一瞬にして顔を真っ赤にさせた感情は、怒りか、嫉妬か、羞恥か、その全部か。
滑稽なほどに微笑ましくて、燕青は朗らかな笑い声を上げたのだった。
§
燕青君は、戴宗さんの悪友。
悪友だから、戴宗さんをからかう事に力を注ぐ。目一杯力を注ぐ。
だから、燕青君は別に翠蓮ちゃんに対しどうこう思っているわけではない。何か思っていたとしても、せいぜい道端で日向ぼっこしている子猫を見て「可愛いなぁ」と思うのと同レベルの「翠蓮ちゃんって可愛いよね」。恋愛感情なんてものを、これ以前もこれ以後も持つはずもない。
燕青×翠蓮もしくは燕青→翠蓮に夢を持っていらっしゃる方、ごめんなさい(笑)。
明日のお相手は、そもそも何でこの人が絡んできているんだろうと簾屋にしばし首を傾げさせた史進殿だよ!(「殿」をつけるな、まるで北方水滸の史進殿のようではないか)
明日はいつもの二倍くらいの分量です。そして翠蓮ちゃんと史進殿以外の人が出ています。誰かって? それは明日のお楽しみ!
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